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ネパールがつなげてくれる出会い

ネパールのこども達に、美術の授業を届けたい。

そのために、集め始めた使っていない美術の道具達。声をかけてから約1ヶ月とちょっとですが、なんともありがたいことに、続々と集まってきています。

私は「ミランクラブ」というNPOの一員として行かせて頂くのですが、この「ミラン」という言葉は、ネパール語で「出会い」を意味します。

本当にその言葉の通り、この1ヶ月だけでも多くの出会いがありました。SNSの投稿を見て連絡をくれた、中学校の頃の懐かしい友人。高校の頃の友人が拡散してくれた私のHPを見てメッセージをくれた友達の友達、そしてご近所に住んでいますのでと連絡を頂いた方など。

また、先月ラジオ出演をさせて頂いたおはなしミルキーウェイのSARYさんからは、是非イベントでも宣伝を!とご自身の主催しているイベントに招待して頂き、舞台の上から宣伝させて頂く機会を設けて頂きました。ある友人は、父が人脈が広いので、と私を紹介してくれて、保育ドリプラという保育園の先生方の集まる場でチラシを配布してくれました。

ご近所の方は、これならネパールの子ども達もできるのでは?折り紙のコマや牛乳パックで作る紙パックで作る竹トンボのおもちゃの作り方を教えてくださったり。

そして、もう一つ同時に感じたのは、つくづく言葉というものは本当に不思議な力を持っているということ。「ネパール」という言葉を口に出すことで、様々な情報や、そこに関わる(関わっていた)方々にお会いすることが出来ます。

ネパールに毎年行って子ども達の絵の展示やスピーチコンテストを開催していらっしゃるネパール教育基金の方、JICAでネパールの幼稚園教諭として勤務されていたOGの方、大学の卒論でネパールの教育について調べていた子など。

もちろん自分から気になってコンタクトを取ろうとした方もいますが、心に口と書いて「言」。言霊とはよく言ったものだなとつくづく感じました。

私は以前から、「意思あるところに道は拓ける」という言葉が大好きでした。

英語で言うと「Where there is a will,there is a way.」で、教員の時は毎年卒業生にこの言葉を送っていました。

仏教用語で言えば「念ずれば花開く」ということでしょう。

自分がこうなりたい、こうしたいと思っている方向に人は向くもの。

もちろん人生だから何が起こるか分からないし、自分の意志ではどうにもならない事だって多々あるけれど、自分がやりたいことに向かうことって、本当に大事だと思います。

みなさまから頂いた支援物資を頂けば頂くほど、自分の気持ちも少しずつ澄んでいく気がします。まだ行ったこともない、現状も分からない、反応も分からない、ネパールという国。

でも、確実につながって行く、ネパールという国を通しての出会い。

たくさんの方の、ネパールという国を想う気持ちを、しっかりと私もつなげられたらいいなと思います。


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