僕らのファンタジー@大宮Sparkling Heart's
初めての大宮上陸。失礼に聞こえたら悪いのだが、すっごく栄えていてびっくり。Sparkling Heart's に辿り着くまでの道の両側は、商店が並んで賑やかなネオンと音に包まれ、活気に溢れていた。
会場に着くとリハーサルをやっていたアーティストの方々が温かく迎えてくれた。そして、ふと今日は何かテーマとかあるのかな?と声をかけてくれたDJの友達に聞くと、横にいた男性が、「クリスマス近いし、ツリーとか、なんかクリスマスっぽいのがいいな!」と提案してきた。聞けば、その人は牧師の見習いさんだという。
ちょうど昨日も牧師さんの知り合いにお会いし、聖書の一部分と、クリスマスとはどういうものか、というお話を聞いたばかりだったのでこれも何かの縁かもしれないと思い、そんなクリスマスというものを意識しながら描いてみた。
『クリスマスとは、神様が私たちにイエス・キリストという人間を世界に送り出してくれた日。それは、暗闇の中の希望の光。光は、いつも万人に降り注いでいる。人は、その光を信じることによって救われる。クリスマスは、神様が全世界に生きる私達に希望の光を与えてくれた日であり、それは大いなる喜びに満ち溢れた日。』
これが、私なりの解釈。もし違っていたり、細かいニュアンスが違ったらごめんなさい。私は日本に生まれ育った環境の中、仏教徒という道を選んだ。しかし正直に言って、それは厳格なものではなく、日本人の多くが持つ、無宗教という感覚に近い。
描き始めはそんなこと考えないのだが、大きなモミの木、赤ん坊を抱いたお母さん、幸せな気持ちを表す花と、最後にはこの世界がプレゼント、という意味のリボンを描きたくなった。そして、見えないけれど、確実にある愛というもの。それを、ハートで表してみた。
説明がましくなるけれど、これは別に宗教画ではないし、この絵を見て誰かが何かを感じてくれたら、それだけで嬉しい。
素敵な生音のライブと、DJの選曲が心地良く響く幸せな環境。僕らのファンタジーというイベントテーマの通り、色々な要素が混ざった絵となった。